スポンサーサイト

--.--.--.--:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

web拍手 by FC2

『If』蓮がうかポロキャラだったら

2012.07.12.18:46


注意:この記事は「もしも」を前提としたパラレル要素を含む、落ちなし、続きなしの小ネタです。





その輝く石を拾った瞬間。

「コーーーーーーン!!」

階段上から響いてきた悲鳴に、高鳴った鼓動が、彼の全てを狂わせた。




青い石の所在を尋ねる彼女は、コーンと“キョーコちゃん”しか知らなはずの想い出を語った。どこか懐かしささえ感じる笑顔を見せられ、蓮は気づけば訊ねてしまっていたのだ。

「…君さ……」
「はい?」
「もしかして、京都に住んでた?」
「え…!? あってますけど、どうして…」

やっぱり!! 深まるばかりの確信に、蓮は彼女の疑問に答えることなく続けた。

「誕生日は12月25日、子供の頃の趣味はメルヘンで可愛らしいもの、好物は目玉焼きの乗ったハンバーグ、負けず嫌いで努力家、嫌いなものほど闘志を燃やす一面あり」

蓮が言葉を発するたびに、後にいる社が「お前はストーカーか!?」と言葉なく叫ぶ。椹も淀みなく出てくる個人情報の数々に引いている。
キョーコはと言うと、当てずっぽうにしては正確すぎる蓮の言葉に、読心術かと恐れおののいていた。
が、周囲の反応に気づくこと無く蓮は続けた。

「その石を送ったのは、君の初めての友達?」
「な、なんでそんなことまで知って――」

言葉は最後まで続かなかった。

「な、何を!?」

自分に意地悪ばかりする男からの突然すぎる抱擁にうろたえ、抜け出そうともがく。
だが、それも男から発せられたセリフで固まるまでのこと。

「キョーコちゃん! キョーコちゃんなんだ!! 子供の頃、もう会えないと思ってたんだ。俺の住む場所は遠すぎるから。でもどうしても君に会いたくて、あの河原に行ったんだ、でも王様の石に別れの言葉が書いてあって…。本当に、もう会えないんだって思っていたのに……」
「な、ななな!?」

キョーコは困惑を通り越して狼狽している。

「まさかまた会える、なん、て…?」

そう最後に呟いた蓮は、言いたい事を言ってようやく冷静になったのかハッとして、慌てて“敦賀蓮”の役を取り戻した。が、やはりいまいち冷静になりきれていなかった。

「き、君があの夏の日のキョーコちゃんだからって、不純な動機を認めたわけじゃない。でも、もしも真剣にこの世界に臨むなら俺も君を支えるし・・・・って、ちが、そうじゃなくて、俺はただ、ふざけた動機の人間と一緒に仕事をしたくないだけだ!」

敦賀蓮にあるまじき謎のツンデレ発言をかまし、逃げるようにフェードアウトしていった。

「え? え? えーーーーーーーーっ!?」

後には敦賀のるつぼに落とされたキョーコと、可哀そうな名前の子供の正体に気づき何とも言えない顔の椹、蓮において行かれつつもストーカーではないようだと察し一安心する社が残されたのだった。


目次

うかポロ&ツンデ蓮、な敦賀さん。
彼がこんなキャラクターだったなら、少女マンガを読む読者層には受けなかったかもしれませんね。残念なイケメンのようですし。
ストイックで己に厳しいタイプが好きなので、こんなキャラクターじゃなくてよかったです。これはこれで愛いやつだと思いますが。

★キョーコちゃんは、京都を出る前にコーンにメッセージを残していたようです。
★蓮は以前、京都の河原に(いけないとは思いつつ)行き、そこでメッセージを見つけたようです。
関連記事
web拍手 by FC2

comment

Secret

※サイト案内※
●当サイトにはスキビの考察および二次創作文が展示されています。それに伴い、展示物には性描写・暴力表現を含まれるものがあります。
●取り扱いカップリングは蓮×キョーコ、傾向は「両片想い」「ハッピーエンド」です。
●また、管理人は考察上、あるいは二次創作文中の設定上、登場人物に対し批判的、否定的な扱いをする場合があります。
●作中のあらゆる事項はフィクションであり、現実に即さないものが多く含まれます。
※性描写・暴力表現を含む作品は年齢制限を設けていますので、高校生含む18歳未満の方は閲覧しないでください。
最新記事
カテゴリ
絵 (1)
最新コメント
検索フォーム
カウンター
管理人
Author:常葉(トキワ)

どうぞごゆるりとお楽しみ下さいませ。
度々細かな変更はありますが、温かく見守って頂けると幸いです。

バナーとか作ってみたり。
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。